セラピストが勧める睡眠の重要性とは!?

不眠で悩むお客様以外の方にもセラピストとして睡眠や食生活の重要性を伝える事は、大切な事かと思います。
睡眠負債
聞いた事はありますか?

単に
・眠りが浅い
・途中で何度も起きる
・寝付けない
・悪夢を見る
・夜中に目が覚めると寝れなくなる
など、睡眠で悩んでいる方だけでなく、
テレビやスマホ、ゲームなどで夜更かししたり、仕事優先で眠る時間を削っているなど、単に寝不足になるだけでなく、十分な睡眠を取っていても、睡眠の質の低下で色々なリスクが溜まってくると言われています。
太りやすい、疲れが抜けない、集中力が落ちる、記憶力の低下、うつ症状、風邪をひきやすい、肌の調子が悪い、不妊や老化など
精神的な事ばかりが理由ではなく、良質な睡眠を見直していただく提案が出来るセラピストを目指しませんか?
今回は、ゆがみからひも解く!睡眠の質をご紹介していきます。
まずは、ゆがみから

よく眠れていない方のゆがみから紹介します。
睡眠に悩んでいる方の多くは、猫背であったり、背骨の柔軟性が欠けている傾向があります。背骨一つ一つが詰まって動きが悪くなっているイメージです。
柔軟性が欠けると常に交感神経優位の状態が続きやすく、寝返りが打てなかったり、どこか寝づらい傾向もあります。
背骨一つ一つの動きが悪く、背骨の際を施術すると妙に硬い人などですね。
私は、背骨が詰まっていると感じたお客様には、肩こりや腰痛などの方にも、眠れていますか?と声をかけています。
寝付けなかったり、途中で起きてしまう方が多いですね。
特に不眠ではないので、スルーされがちですが、良質な睡眠が取れない事でのリスクをお話しするようにしています。
また体のラインが細かったり、食べている割に太れないなどの方の場合は、胃腸の働きが低下している傾向があり、特にタンパク質不足や吸収しにくい場合が多くみられます。
良質な睡眠を取るためには、睡眠のホルモン(メラトニン)の元であるタンパク質が重要な役割を果たします。
睡眠負債のリスクって!?
眠りに悩んでいる人ばかりでなく、短い睡眠で過ごしている事で、どんなリスクがあるのでしょうか?
毎日、8時間の睡眠の人と6時間の睡眠の人では、2時間の差があります。
1~2日間ほどでは良いのですが、数週間、数か月、数年と、その時間の差が増え積み重なる事で大きな損失になっていくと言われています。
太りやすい!

アメリカで行われた調査結果では、5~6時間以下しか眠っていない人は、7~8時間眠っている人に比べるとBMIが明らかに高くなっていると報告されています
また世界で、睡眠時間と肥満を調べた論文も住んでいるところや年齢、性別にかかわらず睡眠時間が短い人ほど肥満の傾向があると発表しているものが多いそうです。
睡眠が1時間少なくなると1kg増えるとも。。。
睡眠不足になると
食欲を増加させるホルモンの分泌が増え、
食欲を抑えるホルモンの分泌が減ってしまう
とも言われています。
ダイエットを目的として来店する方にも睡眠の必要性をお伝えし、良質な睡眠へ導けるように施術を組み込む事も出来るかと思います。
仕事や勉強などのパフォーマンス低下!

睡眠不足は、記憶や集中力にも関係していると言われています。
睡眠不足と集中力の関係についての調査では
4時間と6時間、8時間、睡眠無しの4つのグループに分けて、単純なパソコン作業のミス回数を計測したところ、8時間睡眠のグループが14日間ほぼ完璧だったのに対して、睡眠なしのグループは24時間、4時間のグループが6日後に、6時間のグループが10日後に400%のミスが増加したという結果もあるそうです。
他にも
学生を対象に行った研究では、眠るほど記憶力が向上する
睡眠時間で交通事故数に大差がある
アスリートにとってもトレーニングや試合後に十分な睡眠を取ることで、体内の炎症を鎮め、傷んだ筋肉や組織を修復させるなども言われています。
睡眠一つでもお客様のターゲットを幅広く対応できるのではないかと思います。
疲れが抜けない、免疫力の低下!

リラクゼーション業界のセラピストは、疲れが抜けないと相談されるケースが一番多いのではないでしょうか?
睡眠不足の状態は、免疫力が低下しやすく、風邪などの感染率を上げてしまうと言われています。
また予防接種などもワクチンの効果を十分に得るには、睡眠時間の確保が必須と言う研究もあるそうです。
良質な睡眠を取る事のメリットと寝不足によるリスクを知っているだけでも、お客様に良いサービスが提供できるのではないでしょうか?
ちなみに
寝溜めは、できない!?
休日にしっかり寝ています!と言うお客様もいます。
しかし、理想の睡眠から1週間2時間ほど短く寝ている場合は、取り返すのに約3週間の期間が必要という研究もあるそうです。
日本は先進国の中でも睡眠時間が短いと言われています。
しっかり寝る時間を確保する事を促すのも体調管理には、必要な事ですね!

ここで紹介する
ゆがみ学は
統計から導き出した傾向です。
必ずと言うものではありません。
しかし、そう言った視点から身体を視ていく事で
体に現れている隠れたサインを見つける事が出来るようになるかと思います。
自分なりの物差しを作る事で
視る目が養われると思います!
注意
施術やカウンセリングは、自己責任において行ってください。
ゆがみカウンセラー®協会では、教材内の情報を活用された際にお客様とのトラブルや事故などの損害については、一切の責任を負うものではありません。各種法律には、十分にご注意いただき、教材をご活用ください。
ゆがみカウンセラー協会
神戸(ごうど)