セラピストがお客様の感覚レベルに合わせる
痛みに強い人、弱い人
我慢強い人、痛みを早く察知する人
疲労度を感じてる人、感じてない人
自分の筋肉の張りや痛みに敏感な人、鈍感な人
そんな人の違いに気付いて、施術を変えていますか?

お客様の感覚や治癒力の気付かずに同じ施術をしてしまうと、癒しているつもりが、終わった後にぐったり疲れてしまったり、痛みが増してしまったりする可能性が高くなります。
特に気を付けて欲しいのは、解毒しにくいお客様です。疲労を分解する能力が低い方は、筋肉を緩めた後に数日、調子が悪くなったりしやすいので注意が必要ですね!
お客様の感覚レベルに合わせて施術を変えていけるように注意すべき点をタイプ別に紹介していきます。
①右側の筋肉だけが張るお客様の注意
右半身が左に比べて張っているお客様は、疲労の蓄積が多く、解毒しにくい傾向があります。体のゆがみの傾向としては、右肩が下がっている方が多くみられます。
疲れが抜けにくい、寝ても疲労が取れないなどがあれば、長い時間の施術は、逆に体の負担になる場合があります。
またストレス度が高い方もこのタイプに多いのが特徴です。特に体のラインが細く太れない方は、より注意が必要と考えています。
自力で解毒しにくい人は、施術で体中に毒素が回った特に処理ができない場合は、終わってからだるさが出たり、次の日などに痛みや張り感が強く出てしまう場合もありますので、注意が必要かと思います。
②どこを押しても痛がるお客様の注意
比較的に施術でどこを押しても痛がるお客様を対応した事はありませんか?
①の右側に筋肉の張りが偏っているお客様と同様ですが、施術で痛がる人で、大柄の体型の方は、カロリー過多の傾向があります。要は食べすぎです。
疲労を分解するより優先的に入ってきた食事の処理で解毒しにくい状況が考えられます。
施術で血流が回ると負担がかかり、右負担の方より更に注意して長い時間の施術は控えた方が良い場合が多いです。
他に生理がある女性で、軽い立ちくらみやフラフラする事がある、爪が割れやすいなどがある場合は、鉄分不足のケースがあります。
酸素不足の方は、筋肉が筋張りやすく、軽く押しただけでも痛がったり、くすぐったがる場合が多いです。
そのまま施術をすると筋肉の繊維を痛めやすくなるので、後に痛みが増したりするケースもありますので、十分な説明が必要な場合があります。
③痛みに強い人の注意点
カウンセリングシートに強揉みを希望される方。
より強い圧でないと満足しなくなっている方
こんなお客様への注意は、施術よりもお客様自身の感覚レベルをお伝えするようにしています。
人は、張り感や痛みに我慢できるようになっていきます。軽い張りや多少の痛みなら寝れば治るくらいに思っていると徐々に痛みの感覚レベルが低下し、余程の痛みにならなければ、体の異変に気付く事ができなくなる可能性があります。
いわゆる大病しやすいタイプです。
強揉み希望ですから、ご希望通りの施術はしますが、出来れば少しの違和感でも放っておかずに
・体を休ませる
・温泉などでリラックスする
・マッサージなどで疲れを取る
・消化の良いものを食べる
などのアドバイスをした方が、良いかと思います。
我慢強い性格の方が多いので、結婚相手には良いかもしれませんね(笑)
痛みや我慢できることは、大きな病気にかかるリスクもあるとお伝えするようにしています。

④五感に合わせる
耳で聞いて理解する人、目で見て理解する人、動いて理解する人
お客様は十人十色です。
耳で聞いて理解する人は、こちらの言う事を繰り返して口にする傾向があります。
例えば、
右に倒してくださいと伝えると
右に倒すのですね。
など耳で理解して口に出して確認する方
そんな方には、比較的にゆっくりと話した方が理解しやすい傾向があります。
目で見て理解する人は、鏡や写真で確認して貰ったり
動いて理解する人は、施術前と施術後の動く範囲などを体感して頂いた方が、施術の結果がより受け止めやすいと思います。
まとめ
リラクゼーションや揉み解しでお客様の対応は、習った手技をどう生かしていくかだと思います。
お客様、一人一人に合わせたオーダーメイドが、どれだけ出来るかでリピート率や口コミも変わってきます。
オーダーメイドの施術をするためには、お客様の体や状態、性格、気質などを組み合わせた情報をいかに読み取れるかがポイントになると思います。
この記事が、少しでもセラピストの方のお役に立てれば幸いです。
ゆがみカウンセラー協会 代表 神戸(ごうど)