痛がるお客様対応は、まず体の構造を知る事!

体のゆがみや痛みは、身体の不具合を現すサインだと考えます。
ゆがみを矯正したり、姿勢の指導と共に体に何が現れているのか、読み取るツールとして視る事も必要だと思います。
どこを押しても痛がるお客様への施術は、まず体の構造を知る事が必要と考えます。
協会のLINE登録されている方から質問がありましたのでシェアします。
~質問~
施術の時に、指圧やもみほぐしたりした時にお客様が痛い痛いと言った時には力を弱めた方がいいのでしょうか?
それともほぐすようにもっと強くしたほうがいいのですか?
私の個人的な見解ですが、強くほぐすのはNGだと思っています。
筋肉繊維を痛めすぎたり、痛みの緊張から力が入り、余計に緩みにくくなると思います。
しかし、緩める強さを弱めるとほぐれていかないなど
施術で痛がる方は、揉みほぐす時に圧を入れにくいし、入れなければ緩まないと苦労していませんか?
お客様が痛みを感じる時に私たちセラピストが考えるべき事は、大きく二つあると思います。
まず、どうして痛がるのか?
もう一つは、痛くなく受けられる施術は、どうしたら良いのかです。
一つ目、なぜ痛がるのか?
部分的に張り感の強い傾向の方は、筋緊張が強いので施術法を変えてあげる事で対処できるかと思っています。
これは、動画でシェアします。
問題は、体のどこを押しても痛がる方
痛がる要因は、色々あると思いますが、主に考えられる事は
・タンパク質不足
・酸素不足
・解毒不足
などだと思います。
タンパク質は、そもそもお肉や魚など食べない人や胃腸の働きが弱く吸収しにくい方もいらっしゃいますが、比較的に体型が細く、筋肉が筋張っている傾向があります。
酸素不足は、特に生理がある女性で、貧血気味やふらつきがあるなど、鉄欠乏の傾向があります。呼吸が浅く、エネルギー不足で貧血などなくても、軽いふらつきや髪の毛が抜けやすい、爪が割れやすい、不眠ぎみ、悪夢を見るなどの傾向がある場合があります。
解毒不足の方は、疲労の蓄積がひどく、特に右の背中側が左に比べて張っている傾向があります。
疲労の分解より食物の分解が過多になると痛みが出やすく、良く食べる大柄な男性などは、過食気味の方が多く見られます。痛みがあるうちは、まだマシで痛みを越すとくすぐったい感じに変わります。男性がマッサージをくすぐったいと感じるのは、張り過ぎている場合が多いです。
そんなお客様へのアドバイスは!

タンパク質不足の方へのアドバイス
体型が細く、筋肉が強張っている方の多くは、胃の消化能力が低くタンパク質の吸収不足も考えられます。そんなお客様へのアドバイスは、まずは良く噛む事だと思います。
食前に梅干しや黒酢など酸っぱいもを取って胃液を出す事も良いと思います。
他、消化酵素を多く含む食材のアボカドや大根おろし、パイナップルなども消化を助けてくれます。
酸素不足の傾向のある方へのアドバイス
生理がある女性で、貧血気味やふらつきがあるなど酸素不足の傾向の方は、特にどこを押しても痛がる傾向が強いです。軽くお腹を押しただけでも痛がったり、くすぐったい感じになったり。
貧血などの自覚症状がなくても、お風呂に入った時にフラッとしたり、髪の毛が抜けやすい、爪が割れやすい、生理前に体調を崩しやすいなどがあれば、隠れ貧血気味で血液中の鉄が足りていても、体に貯蔵している鉄分が少ない傾向がある場合があります。
鉄を含む豚レバーや赤身のお肉などと共に、一時はサプリメント摂取なども考慮することも伝えています。
解毒不足の方へのアドバイス
良く食べる方、特に夕飯のウエイトが大きい方の傾向があります。
ラーメンや焼きそば、うどんなど炭水化物中心だけの食事などを毎日繰り返している方は、疲労の分解より食物の分解が過多になると老廃物が溜まりやすく、痛みが出やすいなどの傾向があります。
エネルギーは、足りているのに体ではエネルギー不足を感じて、甘い物が欲しくなったり、コーヒーを飲んで、アドレナリンを出して仕事を休まずに頑張ってしまうなどの方も見かけます。
施術後は特に、疲労が抜けてくるまで、飲酒や夕食の特に炭水化物を抑えて、おかず中心の食事に変えてみる提案をしています。プチ糖質制限の提案ですね。
不足3つの傾向の一部ですが、どこを押しても痛がる傾向の方は、施術と共に食事制限や食生活、必要な栄養素のアドバイスも重要なポイントだと思っています。
お客様に最高の癒しを提供するために、この投稿が何かのお役に立てれば嬉しいです!