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猫背から読み解く体のサインとは?

更新日:2023年11月11日

リラクゼーションなどの癒し系から治療系、エステティシャン、アロマなどのセラピストに向けて、ゆがみからひも解く、体の仕組みをシリーズでご紹介しています。

猫背は姿勢の悪さより胃腸を現す指標とする

今回は、


猫背から体をひも解く!


猫背は、単に背筋が伸びれば良いと言うものではないと思っています。


直営の院にも猫背で見た目や肩こり、背中の張りに悩むお客様が来店されますが、7割以上の方は、施術をしなくても意識する事で姿勢を正す事ができます。


では、なぜ意識をしないと体を丸めて猫背になるのか?


当たり前の事かもしれませんが、それは体が丸まりたいと脳が要求しているからです。


セラピストは、施術で背中や肩、首を調整して背筋を正せるようにする事で終わらずに、なぜ丸まりたいのかを追求していく事が役目だと考えています。


まず、猫背の見極め方からお伝えしますね!


猫背は背中ではなく首の位置を視る

先にもお話したように猫背と思っている方の多くは、比較的に背中は自力で背筋を正すことが出来るかと思います。


ただ、頭の位置は自力で良い位置にできる人は、少ないかと思います。


頭の良い位置とは、腕のラインと耳穴の位置


図の左側の人のように


顎が引けて耳の穴と下に伸ばした腕のライン上にあるのが理想です。


背筋を正しても自力で頭が良い位置にならない場合は


セラピストが顎を軽く押して良い位置に戻すと


自分の現状と良い位置の違いにビックリされる方もいます。


写真を撮って見せると自覚される方もいらっしゃいます。


本題に戻ると


なぜ、体を丸めたいのか?


基本的には暴飲暴食など、いわゆる食べすぎなどによる内臓負担が考えられるかと思います。


負担がかかった場合にサインとして、背中の筋肉が硬くなる傾向があり、一つ一つの背骨の間も狭くなっていきます。


食べ過ぎた時に背中が張ってきたと言う経験はありませんか?


神経的な要素が関与するのですが、今回は省略します。


内臓負担で背中が張ると猫背に

サインを受け取った背中の筋肉は、緊張し硬くなってきます。


背骨の柔軟さが失われて、ガチガチ背中になりやすく


背筋を正している事が苦痛になります。


丸まりたくなるのですね。


胃が痛む、ムカムカするなどの自覚症状があるお客様もいれば、無い方もいらっしゃいます。


特に注意して見て欲しいのが、胃に自覚症状のない方です。


お客様自身、不具合を感じていないので、まさか自分の胃に負担がかかって背中が張っていると気づけないかと思います。


食欲がない、食べれないなどの胃腸の不調と


食べれているので不調や機能低下に気付いていない胃腸では


身体のゆがみや筋肉の反応(拘縮)が違う場合が多いです。


食べれるが気付かない胃の機能低下


食べ過ぎや早食いで背中が詰まる

胃腸が疲れてくると肩甲骨付近の背骨が詰まってくる傾向がみられます。


これは、食べれても食べれなくても出やすい反応かと思います。


ただ食べれなくなった状態は、体の危機的な状況になるので


比較的に猫背になるより逆に


ピンと背骨が真っ直ぐになる傾向がみられます。


その時の状態によって変わってきますが


食べれなくなった度合いが強いほど


背筋は立ってくる傾向があります。


ですから猫背になる方は、


胃腸が弱っていると言うよりも


負担をかけて生活している可能性が高いと思います。


胃腸の負担って!?

胃の負担は体に大きく影響

胃腸の負担と言っても暴飲暴食だけではありません。


良く噛まない、早食いなども大きく影響します。


胃酸が少ない、消化酵素の不足なども


他にも


几帳面な人や心配性、緊張する事が多い、ストレスが多い、人より仕事を頑張り過ぎる、我慢強い、せっかちなど交感神経優位の状態でも人によってタイプも様々です。


ですが、どんなタイプの交感神経優位でも、内臓の働きを少し制御する傾向があり、負担がかかりやすい場合が多くみられます。


自覚症状がなくても負担をかけていないか確認が必要になるのですね。


ストレスも猫背に影響する!?

こう言った観点から体を見直すと


猫背も矯正で正す、姿勢を指導する他にもセラピストとして出来る事があるのだと思いませんか?


お客様へのアドバイスとしては


・食前に酸っぱいもの摂ってもらい胃酸が出やすい状況を作る

・良く噛む(一口入れたら箸を置く!)

・ゆっくり食べる(満腹中枢は時間がかかる)

・食べ過ぎない(特に夕食は少なめに)

・消化酵素の含む食べ物を摂る(大根おろしやキャベツなど)


一般的に言われていることばかりですが、


やはり大事な事なのですね!


施術としてはセラピストの皆さんが


普段から行っている事でも十分に対応できるかと思います。


例えば


・オイルマッサージなどでお腹を緩める

・温熱パットで内臓を温める

・ホットストーンなどで背骨を温める

・背骨を矯正して内臓を活性化させる

・神経系を狙って内臓を働きやすい状況を作る


など色々とアイディアが浮かぶと思います。


施術に価値をつける!

施術説明でセラピストの価値を上げる

気をつける事は、お客様に内容や状況を知ってもらい施術することです。


猫背であっても


内臓を活発に働かせる事が必要なんです!


と伝える事で施術に価値がでます。


セラピストは、技術と共に深い知識が必要ですね。


もっと胃腸を活発に働けるように


構造や役立つことを調べたくなりましたか?(笑)


体のゆがみをひも解く事で、体の機能や構造をお客様に伝えられるセラピストを目指していきましょう!


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注意

お客様への施術やアドバイスは、自己責任において行ってください。

ゆがみカウンセラー®協会では、教材内の情報を活用された際にお客様とのトラブルや事故などの損害については、一切の責任を負うものではありません。各種法律には、十分にご注意いただき、ご活用ください。

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